2018年12月29日(土)

2018年12月29日(土)

朝日新聞朝刊一面

「折々のことば」

「折々のことば」は2015年4月から朝日新聞朝刊一面に連載されている。今日は1330回目。哲学者の鷲田清一さんがセレクトする「ことば」は普通のオッチャンやオバちゃんや子ども、芸能人、スポーツ選手、政治家などバラエティーに富んでいる。それなのに一様に頷かされる珠玉の「ことば」ばかりだ。

本日の言葉は「全自動忖度機」。思わず「上手い!!」と呟いた。言葉の主は著書「日本会議の研究」で脚光を浴びた菅野完氏だ。あの籠池夫婦に単独インタビューをしたことでも有名になった。そういえば朝日新聞が2017年2月9日に特報した、あの疑惑は結局のところどうなったんだろう。2018年3月2日に特報した、あの最強官庁による言語道断な忖度が働いた「改ざん問題」もどうなったんだっけ。

「忖度は本来、他人に思いをはせて心中を推し量るという正の想像力を意味する」と鷲尾さんは説く。三省堂大辞林にも「他人の気持ちを推し量ること」とある。朝日新聞には読者の「真実を知りたい」気持ちに正の意味で忖度して、取材と真相の追求を続けて欲しいと思う。販売店は記者の取材における苦労と「想い」を読者に届けたい。