盗人 桃太郎

盗人 桃太郎

2020年4月17日 朝日新聞朝刊 道内面より

みなさんにとって桃太郎はどんな人物だろう。私は悪い鬼を退治した英雄だと思っていた。この記事で紹介されている「桃太郎は盗人なのか?」にて、桃太郎の読み方が変わるかもしれない。

本によると桃太郎は、何も悪いことをしていない鬼を退治しに行き、宝物を取り上げた盗人であるという。確かに私の知っている物語の中では、鬼が悪さをしている場面を1度も読んだことがない。もしかしたら桃太郎は本当にただの盗人だったのかもしれない。

著者は、74冊もの桃太郎の本を読み比べ、博物館にも行って調べ、その内容を表にしてまとめている。そして「鬼はどうして悪者だと思われているのか」という新たな疑問についても調べているという。また、結論に至るまでの過程が、難事件を解決する刑事ドラマのようで興味深く読めるそうだ。

私は今まで、桃太郎の物語に疑問を持ったことがなかった。桃太郎が英雄であることが当たり前だったからだ。自分が当たり前だと思っていることに疑問を持ってみることも大切なことかもしれない。きっと今まで気づけなかった新たな発見が、そこにはあると思うから。

朝日新聞札幌中央販売(株)

2020年4月入社:秋山 大地