2019年5月8日 朝日新聞朝刊 14版29頁 社会面より
部活顧問が生徒に「殺す」「殴る」 自殺 不適切指導一因か
言葉の暴力もれっきとした犯罪だと思います。そもそも生徒に対して「殺すぞ」「殴るぞ」と言うことが、生徒のためになるでしょうか。またそれがスポーツの発展のためになるでしょうか。私はそうは思いません。もうそのような時代は過ぎ去っています。厳しい言葉を投げ掛けたり、悪いことにはきちんと叱ったりすることで成長を促すことはありますが、言葉の暴力は違います。生徒を委縮させるだけです。
部活動は学びの場だということです。部活動で好成績を残すために何でもしていいという訳ではありません。授業からはもちろんですが部活動は、社会で生きていくための「学ぶ力」を身につけていく場だと思います。
部活動は学校生活の1つです。練習時間を長くすることで、学業を疎かにしてはいけません。学業と部活動を両立させることは、生徒本人だけでなく、教諭も考えるべきことだと思います。
2019年4月入社 金澤光起